エロスの種子3

この記事では、もんでんあきこさんの「エロスの種子」3話のネタバレと感想をお届けします!

エロスの種子1表紙


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エロスの種子3話のネタバレ

エロスの種子は人間の成長と共に発芽して育つものでそれが何かの刺激で早くに芽が出てしまうと未熟な体に歪な形で根を張り茎を伸ばして時として毒草となる。

まだ幼い少女が襖から部屋を覗いている。

その部屋では男と女が抱き合っていた。

ここはどこだ?と目を覚ます男。

留置所だ、俺はなんでこんなとこに・・そうだ、凛だ、俺はあいつに何をした?奥村凛、雅美の娘、初めて会った頃はあいつはまだ小学生だったはずだ、俺と雅美がやってるところを覗き見してやがった、と思い返す男。

見てんじゃないわよ、凛、外に行ってな!と雅美が叫ぶ。

凛は駆け足で出ていく。

ほっといていいのかよ、雅美ママ、と男が言う。

いいのよ、六郎、ほら、萎えないで、と言いながら雅美が六郎にまたがる。

雅美の声が家のドアの外にまで聞こえる。

凛はその声をドアの前で聞いている。

あんた、気に入ったわ六郎、宿無しなんでしょ、ウチで面倒見てやってもいいわよ、と雅美が言う。

コブ付きとは知らなかった、父親は?と六郎に聞かれ、とっくの昔に別れたわ、嫌なら出てってもいいのよ、宿無しさん、とタバコを吸いながら余裕の表情で答える雅美。

プロボクサーで世界タイトル戦を目前としていた時、網膜剥離になった六郎。

職業病だった。

失明は免れたもののボクシングは引退、夢を絶たれた六郎は荒れた。

お金は夜遊びであっとゆう間になくなり、日雇いをして安宿に泊まる日々、そのスナックに入ったのはたまたまだった。

スナックのママが雅美だった。

用心棒をしてくれと頼まれ、引き受けたのだった。

ガチャとドアを開けると凛がいた。

名前、凛だっけ、悪かったな、寒いのに追ん出しちまって、と六郎が話しかける。

しばらくここん家に厄介になるんだわ、よろしくな、と自己紹介をする六郎に変なの、と答える凛。

ウチに居候するのに私に挨拶する男って初めて、と言う凛。

そう言われ、戸惑いながらも握手をする六郎と凛。

凛の手を握りながら、冷てえ手だな、おい、早く中に入ってあったまんな、と六郎が言う。

その時、凛の中には何かが芽生えた。

雅美が手を焼いていた地回りヤクザは、チンピラで六郎がガード下に呼び出して、ボコボコにして組事務所に送りつけたのだった。

元世界ランカーだった六郎は逆にスカウトされて、あれよあれよという間に杯までもらうことになり、場末のスナックのママとヤクザの愛人(ジゴロ)という世の中に掃いて捨てるほどいるカップルがまた一つ増えたのだった。

ヤクザ嫌い、大っ嫌い、と言いながらご飯の用意をしている凛。

そう言うなよ、凛、世の中には必要悪ってのがあってな、おまえにゃわからんか、と説明をする六郎。

凛は家の中のことは一通りできた、つまり雅美は母親らしいことを何一つやってねえってことだ、と思いながら凛と話す六郎だった。

雅美は夕方に出かけて店の仕込みをする、六郎と凛は二人で夕食をとり、凛が寝てから六郎は雅美の店に行く、朝方ベロベロになった雅美を連れて帰って一日が終わる。

そんな毎日も年月が経つと少しずつ変化し、変化は歪みとなっていった。

ある日、公園の近くを歩いているとベンチに一人で座る凛を見かける六郎。

凛の変化は少しどころじゃなかった、花が咲くように美しくなるとはこのことだろう、と六郎は思う。

よう凛、また家追ん出されたか、と話しかける六郎。

あ、えーと、と答えに困る凛に、気ぃ使うなって、俺は別に雅美が誰と寝ようが気にしてねえし、と六郎が答える。

もともと利害の一致で始まった関係だし、俺はあっちの方はそんなに強くねえから物足りねえんだろうよ、ジゴロとしちゃー文句言えねえや、と言う六郎。

嫉妬とかしないの?と凛に聞かれるが、女に対して本気になったことねーんだわ、と答える六郎。

若い頃はボクシングにどっぷりで、燃え尽きる前にその道を絶たれたせいかな、熱がくすぶって女の方に向いて行かない、と言う。

実際、捨てられないだけ感謝してるよ、俺にもまだ利用価値があるってことだろうな、と話す六郎に、私はやだ、そんな生き方、と真剣な表情で答える凛。

ザッと立ち上がり、私はお母さんみたいにならない、絶対、好きになったらその人だけをずっと好きでいる、と熱くなって叫ぶ凛。

その人だけを!ずっとずっと!と六郎の服の襟を掴み、必死に訴える凛。

わかった、わかった、となだめるように言う六郎に涙を浮かべながら突然キスをする凛。

バイト行ってくる!とそのキスの後、何も言わずにその場を去っていった。

六郎は自分の唇に指を当てながら、やべえ、すげーパンチもらった、と驚いていた。

先に手を出したのは凛の方だった。

カンカンとヒールのある靴が階段を登ってくる音がする。

バタン、とドアの音がして、あれ、お母さん、買い物に行ったんじゃ、と話す凛の声を部屋でベッドに寝転びながら聞いている六郎。

すると、バシッとすごい音が聞こえる。

六郎が慌てて部屋の外に出て、様子を伺う。

いきなり何なの!?と驚く凛に、このインラン娘、あたしの男に手ェ出しやがって、と雅美がキレている。

その発言に驚く六郎。

今さっき商店街でウチの常連から聞いたよ、あんたがそこの公園で六郎にキスしてたって噂になってるって、どうなの!?と叫ぶ雅美に、怯えた表情で、あれは・・と答えようとしている凛。

おい雅美、落ち着け!と六郎が止めに入る。

この子のことはわかってる、ずっと前から六郎に懐いてた、隙あらばあたしから奪おうと狙ってんのよ!と叫ぶ雅美。

あんたもよ、六郎、あたしを捨てて若い女に走ったら殺すよ、と睨む雅美。

そこには母性のカケラもなかった。

嫉妬に狂った女だった。

雅美が家を出て行く、泣く凛。

凛、と六郎が声をかけるが、触らないで!あの人は本気だよ、ロクさんが私じゃなくても誰かと浮気とかしたらあの人本気でロクさんを殺すと思う、と泣きながら答える凛。

私・・・諦める・・と言う凛だった。

その数日後のことだった。

雅美のスナックの電話が鳴り、六郎が電話にでる。

相手は凛だった。

ロクさん・・・帰ってきて・・・助けて・・と泣きながら話す凛。

普通じゃない状況に顔色を変える六郎。

ママ、組事務所でトラブルがあったらしい、ちょっと行ってくる、と行ってスナックを後にした。

凛!と急いで帰ってくる六郎。

どこだ凛!と六郎が家の中を探していると洗面所から水の音が聞こえる。

泥だらけの姿で服を洗っている凛。

バイトの帰りに襲われたの、泥だらけになって、泥、落とさないと!と言いながら涙を浮かべている。

誰に襲われた!誰だ!ぶっ殺してやる!と叫ぶ六郎に、知らない人・・と答える凛。

大丈夫なの、ロクさん、私、押し倒された時必死に暴れて逃げたから襲われてないの、と言う凛に、いやでも大丈夫なもんかよ、そんな傷だらけで、と六郎は動揺している。

すると、凛が六郎を抱きしめる。

優しい、ロクさんが心配してくれて、私やっぱりロクさんが好き、大好き、と抱きしめながら言う凛。

抱きついたのも凛からだった。

抱かれるならロクさんじゃなきゃ嫌、ロクさん以外の男に好きにされるくらいなら舌噛んで死ぬ、と言う凛にキスをする六郎。

そのまま凛の部屋で裸になる二人。

すまん、凛、優しくしてやれそうにねえ、と六郎が言う。

いいの、ロクさん、来て、ロクさんの好きにして、と凛が答える。

そのまま繋がる二人。

あまりの気持ちよさに果てた途端、気絶するように深い眠りに落ちた六郎だった。

ピンポーンというインターホンの音と共に目を覚ます六郎。

しまった!あのまま寝てた?と飛び起きる六郎。

凛の姿はない。

インターホンが鳴り続けるので、ズボンを履き玄関のドアを開ける。

井崎六郎だな、強姦致傷の容疑で逮捕する、と警察が立っていた。

六郎の罪状は以前から関心があった内縁の妻の娘を娘のアルバイト帰りに待ち伏せをして襲い掛かり無理やり草むらに引きずり込み性交渉に及んだというものだった。

いくら否定しても本当のことを言っても誰にも何も信じてもらえなかった。

動かぬ証拠があると。

凛の体についていた多数の傷、体内から採取された精液、そして凛本人の証言だ。

凛に会わせてくれ!直接話がしたい!と叫ぶ六郎に、バカか!犯人に被害者を会わせてやる警察がどこにいる!と答える警察。

留置所の中で、なんでだ凛、お前は俺を好きだと言った、あれは嘘だったのか?俺が何をしたんだ?教えてくれ、凛、と考える六郎。

面会だ、出なさい、と声をかけられ面会室へ連れられる六郎。

そこには雅美がいた。

まったく呆れたわ、あれだけ言ったのに凛に手を出して、しかも強姦致傷?殺してやりたくても塀の向こう側じゃね、ていうか、もう殺す気もなくなった、性犯罪者を家に置いてたかと思うとゾッとする、さよなら、もう二度とあたしと凛の前に現れないで、と話す雅美。

その時、あることに気づいた六郎。

そうか、そういうことか、凛お前は・・と熱くなる目を抑える六郎。

そこまでして、雅美と俺を切らせたかったか、と気づくのだった。

それからの六郎は黙秘を貫いた。

やってないことをやったとはどうしても言えず、公判中もその態度を崩さなかったので改悛の情がないとみなされ有罪。

結構な年数の実刑判決が下り、控訴はせずそのまま刑が確定、組からも絶縁状を送りつけられたのだった。

ヤクザは嫌いと言っていた凛を思い出し、これも凛の思惑の内だったのか?と考えを巡らす六郎。

永い、永い、塀の中の時間が過ぎた。

出所する頃には六郎は41歳になっていた。

凛とは音信不通だった。

表向きは性犯罪者の被害者と加害者で連絡が取れるワケもなかった。

出所した六郎の元へ一台の車が停まる。

中から出て来たのは凛だった。

ロクさん!と嬉しそうに声をかける凛に驚く六郎。

凛・・なんで・・と言う六郎に抱きつく凛。

あの件で仲良くなった刑事さんに教えてもらった、ロクさん今日出所するって、お務めご苦労さま!と抱きつきながら答える凛。

おい、ずっと聞きたかった、どこからがお前の算段だ?と尋ねる六郎。

バイト帰りに知らない男に襲われたってのは狂言か?俺に公園でキスしたのは?母親を煽るため?性犯罪者は組から破門されるってのは知ってたか?と全ての疑問をぶつける六郎。

すごい偶然てあるよね、私は結果的にその偶然に乗っかっちゃっただけ、と笑顔で答える凛。

雅美はどうしてる?と聞かれ、死んだわ、6年前に、病死よ、と答える凛。

一瞬、ぞくっとする六郎。

私はお母さんの店を売ってそれを資金にオーガニックの食品会社を始めたの、それが大当たり、今じゃあの人に感謝の気持ちしかない、と話す凛。

凛に腕を引かれ、俺は一生、この女の愛人(ジゴロ)で本望だ、と思う六郎なのでした。

エロスの種子3話を読んだ感想

読み終えた思った第一印象は、恐ろしい女だ、凛、と思いました。

小さい頃から“普通”じゃない環境で育った凛にとっては何も難しい選択ではなかったのかもしれないけれど、“普通”の人じゃ及ばない発想ですよね、もしも六郎を手に入れるための作戦だったのならば。

好きな人を自分の母親から守るためといえど、警察に告発するなんてことできますかね。

好きな人を悪者にして、ずっと長い間会えなくなるのをわかってて、そんな選択ができるんだろうか。

それほど凛にとっては母である雅美が恐ろしかったのか。

母が病死って答えた時に六郎がぞくっとしたように母の死にも絡んでるのだとしたらさらに怖すぎると思いました。

いろんな愛の形があるといえど、この形は理解し難い。


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まとめ

「エロスの種子」のネタバレと感想をご紹介しました。

気になる続きは、どんどんネタバレ更新していきます!

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